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True Colors Festival THE CONCERT 2022:人生の可能性にスポットライトを

True Colors Festival シンガポールPRチーム

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2022年12月13日

“One World, One Family (世界は一つの家族)”の道のりに終わりはありませんが、人生の可能性について、THE CONCERT 2022が語り継がれるべきパフォーマンスを残したことは確かです。THE CONCERT 2022のハイライトをまとめました。

カラオケ世界大会チャンピオンの海蔵亮太が純白のスーツに身を包み、眼鏡の奥をきらめかせながら自曲 ”Everyday Heroes”を歌い上げます。背景にはTHE CONCERT 2022出演のアーティストに加え世界中から届けられたビデオのコラージュ動画が映され、日常に潜む数々のヒーローの存在が会場を満たしています。あらゆる分野のアーティストが長年の努力と忍耐、そして困難を克服してきた集大成として披露した最高のパフォーマンスは90分に及び、エンディングも近づいたときの光景です。

心に沁み入る瞬間をさらに盛り上げたのは、「HARAJUKU」ポップ・プリンセス、きゃりーぱみゅぱみゅと国際的なポップアイコン、ケイティ・ペリーに導かれるように始まったフィナーレ曲、”Firework”。二人のスターと出演者全員が力強く歌い、コンサートの熱は最高潮に達しました。

「True Colors Festivalに出演できたことが本当に誇らしいです。インクルージョンとアーティストを何よりも尊ぶこのステージは、困難に打ち勝ち、最高な自分を見つける人間の力強さを目撃するステージでもあります。こんなにポジティブで、興奮できて、最高な目的のためのステージを皆さんと共有できたことを、本当に誇りに思います!」ケイティはステージで熱く語りました。

人生のストーリー、困難を乗り越えるストーリー

音楽とダンスと同じ程に、本コンサートは人生についてのステージでもありました。ライブパフォーマンスの合間にはアーティストのプライベート動画が流れ、彼らの生活を垣間見ることができました。

私たちは、アルヴィン・ローが腕を持たずに生まれ、生後5日で実の両親に見放されたことを知ります。「永遠の両親」とアルヴィンが呼ぶカップルが彼を養子として迎え、「愛の鞭」をもって、やろうと思えばなんだってできる、自分を信じることが全てなのだとアルヴィンに教え込みました。すでにピアノとトロンボーンを習得していたものの、夏季合宿でドラムと出会ってからはアルヴィンの足はノンストップで働いています。

私たちはレイチェル・スターリットという神秘にも出会います。ウェールズ出身の盲目のピアニストは、たった三週間でショパンの作品10-12「革命のエチュード」を物にしてしまいました。非常に技術的難易度が高いとされているこの作品をマスターするには一般的に4から6ヶ月かかると言われていますから、それが至難の業であることは明らかでしょう。

またジョナタ・バストスがギターを速弾きし、腕や鼻でピアノを弾くことはよく知られていますが、彼に自分を信じ、夢を追うことを教えたのは彼の母、シモン・ヴィトリノ・ダ・シルヴァであることが明らかにされました。控えめな彼女ですが、その豊かな歌声をステージで聴かせてくれました。

そしてILL-Abilitiesの新メンバーが紹介されました。フランス出身のジュニア・ボシラ・バンヤ、またの名をB-Boyジュニア。彼のILL-Abilitiesとしてのステージデビューは9月に開催したTrue Colors SPECIAL LIVEでした!彼は3歳でポリオに罹患しましたが、障害を乗り越え、世界でも有数のステージでブレイクダンスを披露しています。ILL-Abilitiesが今まで以上にクールになるなんて、誰が想像できたでしょうか。

そしてクールといえば、グラミー賞に2度ノミネートされたラウル・ミドンは熟練された独奏で観客を魅了しました。なめらかな歌声とグルーヴィなスタイルは、彼の曲のタイトルでもある “Bad Ass and Blind(クールな盲人)”をまさに体現しています。

世界初のバイオニック・ポップスター、ヴィクトリア・モデスタは先進的なキャラクターと銀色の「弾」と呼ぶクロム合金の義足で堂々たるステージを披露しました。彼女の曲 “In The Mirror” の歌詞では、「鏡を抜け出るのは自分だけ」と、観客に誠実であるよう呼びかけます。

フレンズ・フォーエバー

さまざまなコラボが実現し、めくるめくハーモニーが奏でられました。バイオリン奏者のエイドリアン・アナンタワンとレイチェル・スターリット。トニー・ディー、アルヴィン・ロー、レイチェル・スターリットとジョナタ・バストス。ILL-AbilitiesとBboyz。そしてStand By Meのフィナーレ。webビデオ・コミュニケーションアプリのZoomとメッセンジャーアプリのWhatsapp上でのやり取りやオンラインでの練習を経て、ついに対面で行えたリハーサルまで、彼らは数ヶ月に渡って友情を育んできたのです。

「国境もタイムゾーンも超えて共に制作し、堅い結束を結んだグループを他に知りません。私が行き当たった唯一の問題は、自分で思い込んでいた可能性に対する限界でした。どのアーティストも、私の期待をはるかに超えたパフォーマンスをしてくれました。」クリエイティブ&ミュージックディレクターのシドニー・タンはそう語ります。

ラッパーのウィールスミス(@_wheelsmith)はInstagramへの投稿で「いつも一瞬のためだけど、この一瞬は永遠に残るよ。ありがとう。」とTHE CONCERT 2022のコラージュ画像に感謝の言葉をそえました。

THE CONCERT 2022と、その先へ

“「皆さんの心打つパフォーマンスを目の当たりにして、自分を信じることの大切さ、そして不可能なことなんて何もないのだと、改めて実感することができました。こうしたコンサートやパフォーマンスをいろんな人が見るべきだと思います。」二日目のパフォーマンスの観覧後、多国籍ガールズグループPoshGirlsのメンバー・リオナはそうにコメントしました。

「まず才能ありきで出演者が選ばれたということを誰もが感じ取れたと思います。誰かが自分の困難に立ち向かい、夢を叶える一歩を踏み出すきっかけになれたら嬉しいです。」日本財団常務理事兼コンサート総合プロデューサーの樺沢一朗が語りました。

コンサートは観客の琴線に触れただけではなく、出演者たちの人生も揺さぶりました。「たった一週間にも満たない時間でしたが、日本に着いた時とは別の人間になった気分です。感謝と澄み切った気持ちで胸がいっぱいです。」カナダ人から参加したドラマーのアルヴィン・ロウはそう言い表します。ゴスペルグループ、ザ・ソウルマティックスの創立者でありディレクターの池末信は、「アーティストたちは皆ひとつの目標のため集結しました。愛を広げるため、です。特に昨今の世界においても、今回のコンサートは大きな意義がありました。」

“One World, One Family (世界は一つの家族)”の道のりに終わりはありませんが、人生の可能性について、THE CONCERT 2022が語り継がれるべきパフォーマンスを残したことは確かです。もしあなたもコンサートに心動かされた一人でしたら、ぜひ情報をシェアし、True Colors Festivalの活動を引き続き応援してください。

True Colors Festival THE CONCERT 2022

True Colors Festival

歌や音楽、ダンスなど、私たちの身近にあるパフォーミングアーツ。

障害や性、世代、言語、国籍など、個性豊かなアーティストがまぜこぜになると何が起こるのか。

そのどきどきをアーティストも観客もいっしょになって楽しむのが、True Colors Festival(トゥルー・カラーズ・フェスティバル)です。

居心地の良い社会にむけて、まずは楽しむことから始めませんか。

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