voice
水曜日のカンパネラ&オオルタイチ
※この記事は、「Qetic」でのインタビューより一部抜粋して構成しています。
コムアイ YAKUSHIMA TREASUREをやっていて、「これとこれは別物」っていう考えよりは、全部一緒だって考えでやっているような気がします。生き物の種別にしても音楽のジャンルにしても。だから、いろいろな色があったとしても「カラーが違う」ってことを先に意識して何かを始めること自体が、“多様性”を受けいれることと遠い考えなのかなと思います。
障害や性別がどうこうってことを先に意識するのではなく、例えば、音楽が先にジャンル分けされているわけでないのと一緒で。色んな人の違いが、なんとなく渦になっているということが良いなって思います。YAKUSHIMA TREASURE は、違いを気にしないことであって、全部一緒だという考えが前提にあるので、もしかしたら“多様性”に対して暴力的な考えなのかもしれないです。でも、“多様性”というものに対して囚われすぎないでというか、そう生きていけたらいいなって。
オオルタイチ なるほど、確かに。
コムアイ 普通に接することが重要だと思うんです。違いを決定せずに、それが難しくて、ついつい相手を決めつけてしまいますが。