voice
※この記事は、「CINRA.NET」『サンティアゴ・バスケス×芳垣安洋が信じる、即興音楽の対話力』より一部抜粋して構成しています。
僕は、「小さな思いやり」というものを、一人ひとりが持てばもっといい社会になるんじゃないかなとは思っています。海外へ行った時におもてなしをされたら嬉しいじゃないですか。演奏自体も「こんなに歓迎してくれているなら、頑張ろう」って思うとパフォーマンスも変わると思うんです。
同じように、海外から来た人たちにも「日本に来て良かったな」と思って帰ってもらいたい。でも、こちらの心にゆとりがないと、思いやりや優しさを持つのって難しいですよね。僕にできることは、自分の音楽を通して世の中が少しでも暖かくなるよう、努力することなのかなと思っています。