fbpx

voice

僕は「かのけん」

ダンサー/ True Colors MUSICAL出演者

鹿子澤 拳

  • Share on facebook
  • Email
  • Share on twitter
  • Share on what's up
  • Share on LINE
2020年3月31日

※この記事は、2月16日に開催された『ホンク!〜みにくいアヒルの子〜』アフタートークより一部抜粋して構成しています。

「True Colors MUSICAL」では2人で一匹のネコを演じました。以前も日本のミュージカル作品で、目の不自由な役者さんと共演したことがありましたが、今回は「同時に2人1役」が決まっていました。まず僕が想像したのは、立ち位置を入れ替えながら都度一人ずつ演じるという感じだったのですが、いざ稽古場に入ると、ひたすら「2人同時に動くよ」と言われて戸惑いました。

練習では、僕が下手な英語を発声したり、サムも僕に一生懸命話しかけてくれるんですけど、最初はなかなかお互いが通じ合わない〜〜〜!と、もどかしい時間もありました。日本語と英語で文法が違うように、音声言語と手話言語でも文法が違うんです。だから、僕がアメリカ手話の文法で英語を発声しても、サムには通じなかったり。でも言葉に頼らずとにかく練習をすすめると、フィーリングが合っていきました。ボディ“ランゲージ”というように、言語って発話とは限らないですよね。フィーリングや身体の動きという“言語”で、練習を重ねていきました。

僕は、まだ本当に小さい頃から踊ることが大好きで、いつも踊っていたんです。そのまま大きくなり社会に出て、今も踊り続けている。僕は、耳が聞こえないと思いながら踊っていなくて、もともと踊りたくて踊っています。「音が聞こえないのになぜ踊れるの?」とか、聞こえないことと踊ることについて周りからどうこう言われますが、《踊りたいから踊っている》。それが僕のスタンスです。

僕はよく「かのけん」という愛称で呼ばれます。僕のアイデンティティは「耳が聴こえないこと」「聴こえないダンサー」ではなく、そう「かのけん」なんです。


Twitter
True Colors MUSICAL

True Colors Festival

歌や音楽、ダンスなど、私たちの身近にあるパフォーミングアーツ。

障害や性、世代、言語、国籍など、個性豊かなアーティストがまぜこぜになると何が起こるのか。

そのどきどきをアーティストも観客もいっしょになって楽しむのが、True Colors Festival(トゥルー・カラーズ・フェスティバル)です。

居心地の良い社会にむけて、まずは楽しむことから始めませんか。

ページトップ