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大陸を超えて”ホンク”が行く!

True Colors Festival シンガポールPR Team

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2021年2月5日

True Colors Festivalでは昨年2月、日本とアメリカの障害のあるパフォーマーたちによる劇団ファマリーのミュージカル「ホンク!」を、言語、文化、そして障害の有無を超えて上演しました!ここでは、アメリカ・コロラド州にある「アルヴァダ芸術文化センター」のサイトから、「ホンク!」に関する記事の一部をご紹介します。

物語を伝えることは、様々な文化、言語、さらには障害の有無の溝を埋め、互いの理解を深め、コミュニティを団結させる力強いツールです。
2020年2月、アメリカを拠点とする障害のある人の社会参加を積極的に支援してきた 劇団・ファマリー による作品「ホンク!」本フェスティバル 上演された際、まさにそのようなことが実現しました。ハンス・クリスチャン・アンデルセンの『みにくいアヒルの子』 を原作としたこのミュージカルには、アメリカと日本から障害のあるパフォーマーが集結しました。

このコラボレーションは、聴覚障害のある鹿子澤拳と視覚障害のあるサム・バラッソが一緒に演じた「猫」のキャラクターに最も顕著に現れました。

「最初に僕が想像したのは、立ち位置を入れ替えながら都度一人ずつ演じるという感じだったのですが、いざ稽古場に入ると、ひたすら「2人同時に動くよ」と言われて戸惑いました」と、鹿子澤さんはアルヴァダ芸術文化センターの取材で答えています。

二人の俳優は、日本語と英語の言葉の壁など、いくつもの難関を乗り越えてひとつのキャラクターになりきりました。

「練習では、僕が下手な英語を発声したり、サムも僕に一生懸命話しかけてくれるんです」と、鹿子澤さんは続けます。「でも、最初はなかなかお互いが通じ合わない〜〜〜!と、もどかしい時間もありました。でも言葉に頼らずとにかく練習を進めると、フィーリングが合っていきました。よく言われますが、コミュニケーションって発話とは限らないですよね。わたしたちはボディ・ランゲージという“言語”を使って練習を重ね、フィーリングを伝え合いました」

「ホンク!」は、劇団・ファマリーの本拠地であるアメリカ・コロラド州で二週間の初演を経て日本に上陸。東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)での二回の公演には1,000人以上の観客が来場し、障害のある人の姿も数多くみられました。公演では日本手話、日本語での音声解説、日英字幕などの鑑賞サポートが提供されました。また公演前には視覚に障害のある方が舞台装置や小道具、衣装などに触れ、感じることのできる「タッチ・ツアー」を実施。音声ガイドや補聴器の貸し出し、介助者への入場無料サービスが提供され、指定席や車椅子の入場にも対応していました。

「私たちは、障害のない人と同じように、障害のある人の才能や並外れた人間力を示したかったんです。喜びと才能と愛に満ちた作品にすることで、私たちの国と国の間、文化の間で、何千マイルも離れた場所からでもお互いを支え合いたいのです」と、ファマリー芸術監督リーガン・リントンが説明しています。

アルヴァダ芸術文化センター発行の元記事(英語)

True Colors Festival

歌や音楽、ダンスなど、私たちの身近にあるパフォーミングアーツ。

障害や性、世代、言語、国籍など、個性豊かなアーティストがまぜこぜになると何が起こるのか。

そのどきどきをアーティストも観客もいっしょになって楽しむのが、True Colors Festival(トゥルー・カラーズ・フェスティバル)です。

居心地の良い社会にむけて、まずは楽しむことから始めませんか。

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