voice
「True Colors DANCE」は、僕自身もきっとお客さんも、普段なかなか経験のできないような貴重な現場でした。イルアビリティーズはいろんな国出身の人が集っていて、そもそも彼らチームが揃ったところを観る機会って世界でもそうないこと。そんな場で、僕とRamちゃん、そしてTaisukeさんの3人でエキシビジョンに参加できてすごくよかったです。
海外大会に出場する時に、イルアビリティーズのメンバーによく会うんです。大会には本当に色々な人が参加しています。そんななかで、身体がどうとか関係なく、Breakin’の世界で彼らはいい成績をたくさん残しているトップダンサーです。今日のエキシビジョンは、世界トップといっても過言ではないくらいのハイレベルなものだったんじゃないかなぁと思います。
僕たちは、プレイヤーとして世界のトップを目指して日々練習や経験を積み重ねています。でもBreakin’やそもそもダンスって、トップとか勝敗といったジャッジに踏みとどまらず、その枠を越えた価値がある。そのわかりやすい例が、今日のエキシビジョン。どんな世界でも、年齢、人種、性別を越えて、すべての壁なしにつながれるダンスの素晴らしさを、今日会場にいる人は体感されたのではと思います。
2024年のパリ開催オリンピックでのBreakin’の大会で日本代表として活躍すること、そして今回のエキシビジョンで起きたような、Breakin’を通して“限界を突破”(※)して世界をつなぎいろんな奇跡を巻き起こすこと。そんな活動を通して、歴史に残るようなBreakin’のBBoyになれるように、僕もがんばります。
※“No Excuse, No Limits(言い訳なし、限界なし)”は、イルアビリティーズのスローガン