voice
これまでにも少年院や刑務所でワークショップをしたことはありますが、今回の「東日本少年矯正医療教育センター」でのワークショップは、私にとって特別な機会でした。というのも、私も彼ら(在院者)と似たような体験をしてきたからです。ダンスを始める前、私は非行少年だったのです。暴力やドラッグから遠ざけるために、両親は私を施設に入れました。それは辛い時期でした。そんな状況から抜け出すきっかけはダンスでした。
ワークショップが進むにつれて、彼ら、彼女らの態度や身振り手振りは変化していきました。それはとても楽しい気分でした。道を外れていた少年時代の私がダンスと出会った頃、似たような体験をしていたからです。
今回はたまたまダンスでした。彼らがこの体験を一時的な余興とせず、これからの人生におけるインスピレーションとしてくれることを願っています。