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わかるとわからないを行き来すること

スタディスト/ True Colors BEATS出演者

岸野雄一

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2019年11月27日

BEAT(ビート)というものに、僕はとても興味があります。世界中に色んなビートがあってそれぞれ特徴があるけれど、妙なところで似たものが現れて、しかもそれがとても離れた土地同士で起きたりする。アジア圏でもよくDJをやるんですが、例えば韓国で中華圏のレコードをかけたりします。そうすると、台湾とか中国、そして韓国の人も集まってきて、なんとなくみんな通じ合えている感じがするんですよね。最終的には土地的には遠い文化である英語で会話したりするんだけど、一方でお互いの言語のわかったりわからなかったりの行き来が気持ち良かったりします。

DJをしてその場を回すとしても、自分がその世界を支配しようとは思いません。そんなことをして、人間が統治されてはまずい。来場者との一体感に憶える歓びはあっても、「俺のビートにみんなが乗ってくれた」だけでは全然おもしろくない。相手が出してくれたものにこっちも乗って、その掛け合いで楽しい場ができあがっているわけで、そこに主従関係があるのではつまらないです。どんな人がどんな状態かを感じて、それに呼応しながら即興的にコミュニケーションできると楽しいですね。

お互いをもっと知ろう、理解しようとする時、何か共通のものを新しくつくる必要ってないと思います。言語なら、違う言語をまず受け入れてそれを理解しようとする気持ちをもつ。知らない言語っておもしろいですよ。新しい発見、自分で掴みとれるものがあるから。異なるものを認めてそれをアリとする姿勢は、DJで曲を流して場の様子を汲み取って次の選曲やパフォーマンスに反映させる、というのと似ていると思いますね。

岸野雄一Twitter
True Colors BEATS

True Colors Festival

歌や音楽、ダンスなど、私たちの身近にあるパフォーミングアーツ。

障害や性、世代、言語、国籍など、個性豊かなアーティストがまぜこぜになると何が起こるのか。

そのどきどきをアーティストも観客もいっしょになって楽しむのが、True Colors Festival(トゥルー・カラーズ・フェスティバル)です。

居心地のいい社会にむけて、まずは楽しむことから始めませんか。

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